天龍「提督!俺クワガタが飼いたい!」続き

67 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 19:58:52.28 ID:jbyjfhnU0
おはようございます
68 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 20:05:19.94 ID:jbyjfhnU0

提督「まずは手初めにこいつからだな、〝パリーフタマタクワガタ〟だ」


天龍「大顎がかっけえな! 背中のオレンジ色もセンスいいじゃねえか!」

提督「そうそう、別名はセアカフタマタクワガタって言ってな、それが由来してるんだ」

提督「こんな目立つナリしてる上、それなりに大きな個体でも比較的リーズナブルだからペットショップ人気が高い種だな、大抵のペットショップには置いてあるぞ。気性が荒いのが難点だな」

天龍「さっきから思ってたんだけど、その気性が荒いって何だ?」

提督「腹が減ってる時の赤城みたいなもんだと思えばいい」

天龍「こわっ!?」
69 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/02(月) 20:08:28.76 ID:u61jQIv1o
天龍ちゃんはパラワンオオヒラタ好きそう
70 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/02(月) 20:13:32.29 ID:XOkOK3PRo
なんという的確な例え
71 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 20:15:26.45 ID:jbyjfhnU0

提督「次は、〝ニジイロクワガタ〟だ」


天龍「うお!? なんだこりゃあ!? めっちゃ派手な色してるぞ!?」

提督「それがニジイロクワガと呼ばれる所以だからな、世界一美しいクワガタって呼ばれてて、日本に初めて輸入された外国産のクワガタらしいぞ。これもまたペットショップ人気の高い種だ」

提督「飼育も繁殖も簡単だから、他の外国産クワガタと比べてもかなり安価だな。余談だが、こういう体色が派手な昆虫っていうのは得てして寿命が短いもんだが、こいつはちゃんと育てりゃ2年くらい生きるぞ」

天龍「……」

提督「どうした天龍?」

天龍「……正直、色がどぎつすぎて気持ち悪い……カナブンみたいだ」

提督「夕張の前でそれ言ってたら鼻クワガタは免れなかっただろうな」
72 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 20:21:45.55 ID:jbyjfhnU0

提督「さて、次はさっき夕張がぶつぶつ言ってた〝アルキデスオオヒラタクワガタ〟だ」


天龍「ごっついクワガタだなぁ、なかなか強そうじゃねえか!」

提督「まあな。ヒラタクワガタ種は総じて気性が荒くて力も強いんだが、こいつもその例に漏れず凶暴だぞ。外国産クワガタの中でも大型な部類で、100mm超えの個体もいるそうだ」

天龍「へえー……にしては、体の割に大顎が短いな」

提督「そりゃあ短歯型だからだな」

天龍「短歯型?」

提督「アルキデスオオヒラタには大きく分けて短歯型、中歯型、長歯型の三種類があるんだよ。一番人気はやっぱり短歯型だな」

天龍「よく分かんねーが、クワガタってのは大顎がでかいに越した事はないんじゃねえの?」

提督「そうでもないぞ、アルキデスオオヒラタは短歯型が一番挟む力が強いからな、ペンチって比喩されるくらいだ。クワガタの中じゃ最も挟む力が強いって言われてるだけあって、ふざけて挟まれたら皮くらい持ってかれるぞ」

天龍「こわっ!?」
73 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 20:27:45.68 ID:jbyjfhnU0

提督「さて次は……」

天龍「うお!? 提督! なんかあそこにすげーのがいるぞ!? なんだあれ!?」

提督「ん? ああ、あれは〝タランドゥスオオツヤクワガタ〟だな」


天龍「どうなってんだこれ! めっちゃツヤツヤしてるぞ!」

提督「覗き込めば顔が反射するくらいの艶に特殊な形の大顎、怒ると鳴き声をあげる等々、個性の塊みたいなクワガタだからな。そのくせ色物かと思いきや、体はごついし、挟む力なら大型のヒラタクワガタにも負けてないぞ」

天龍「俺はあんまり派手すぎるのは好きじゃねえが、こいつはかっこいいな!」

提督「それは俺も同感だ。一時期ブリードしようと思ってた事もあったくらいだが……値札見てみな」

天龍「値札……はぁっ!? 2万円!!?」

提督「そういうこった、詳しい生態は不明、飼育が難しい上に金がかかるし、最近まで幼虫の飼育法やメスの産卵習性が解明されてなかったんだ。その値段も当然だな」

天龍「クワガタで2万……3DSとソフト1本買えるじゃねえか……」

提督「まあ、生き物を金で買うと思えば安く感じてくるさ」
74 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 20:36:08.17 ID:jbyjfhnU0

天龍「こっちのは何だ提督!?」

提督「そりゃ〝オウゴンオニクワガタ〟だ」


天龍「なんだか強そうな名前だな!」

提督「それほどでもないけどな、寿命もクワガタにしちゃ短い方だし、主に標高の高い場所に生息してるから高温に弱いんだ」

天龍「値段は8000円か、さっきのやつほどじゃないにせよとんでもない値段だな……」

提督「タランドゥスと同様、最近まで幼虫の飼育方法や産卵習性が分からなかったからな。まだまだ容易に手を出せるような値段じゃないな」

天龍「……ところで提督、こいつは黄金色をしてるからオウゴンオニクワガタなんだよな?」

提督「まぁ、そういうことになってるが」

天龍「……黄金っていうより、ところどころ黒い模様があってくすんだ黄色……熟れたバナナの皮みてえだ」

提督「言うな」
75 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 20:43:50.48 ID:jbyjfhnU0

提督「とりあえず目を引く外国産クワガタは大方紹介できたな」

天龍「派手ででかくて強そうなやつばっかりだったな!」

提督「外国産は日本のクワガタに比べてインパクトが強いからな。それに最近じゃ大分手頃な値段で簡単に手に入れられるようになってきて、国産よりも子供受けが良かったりするぞ」

提督「ただ、最近じゃデパートとかで売られてる安価な外国産クワガタを軽い気持ちで買って、育てきれなくなった挙句に放虫する輩がいるが、それは外国産クワガタを飼う上で最もやっちゃいけないことだ」

天龍「そりゃどうしてだ?」

提督「散々言ってきたが、外国産のクワガタは国産のに比べてでかいし、強いんだ。それを不用意に野生へ放ったりしたら、既存のクワガタの住処を奪ったり、最悪生態系を破壊することもある」

天龍「せっかく飼ってるのを逃がすなんて俺には考えられねえけどなあ」
76 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 20:49:58.99 ID:jbyjfhnU0


提督「で、天龍、何かめぼしい物は見つかったか?」

天龍「んー、どいつもこいつもかっこよくて迷っちまうんだよなー」

提督「まあ、こういうのは迷うのも楽しみの一つだよな」

天龍「考えてたら腹が減ってきたぜ……」

提督「そういえばもう昼時か……じゃあとりあえずどっかで飯食ってきてから決めるか?」

天龍「お、いいねえ! 提督ガスト行こうぜガスト!」

提督「ガストかぁ……知り合いいそうであまり気が進まないが、行くか」

天龍「ぅっしゃあ! 天龍! 出撃s」

提督「コラ(グイッ」

天龍「ぐええっ!?」
77 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 20:58:37.44 ID:jbyjfhnU0


ガスト

ワイワイガヤガヤ

天龍「やっぱり昼飯時なだけあって混んでるなぁ、待たずに入れたのは奇跡だぜ」

提督「そうだな。それはそうと、俺はミックスグリルにライスと日替わりスープのセットを頼むが、天龍は決まったか?」

天龍「うーん……ちょっと待ってくれよ……食いたい物が多くて……うーん……」

天龍「……よし! じゃあ俺はカニのクリームスパゲティと寄せ豆腐のヘルシーサラダを……って、なんだよ提督その目は?」

提督「いや、お前の事だからがっつりステーキとか言うんじゃないかと思ってたんだが、思いの外女子っぽい注文でちょっと驚いただけ」

天龍「な、なんだよ女子っぽいって!? 俺は天龍様だぞ!?」

提督「いや考えてみれば当然の事だったな、天龍、よくツタヤで女性向けファッション雑誌立ち読みしてるし」

天龍「はあっ!? なっ、なんで知ってんだよ!?」

提督「3分クッキング録画して、こっそり料理の練習もしてるしなぁ」

天龍「んあっ!!? だっ、だから何で知ってんだよ!?」

提督「天龍の女子力は世界水準軽く超えてるからな」

天龍「うるせえバーカバーカ!!」
78 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/02(月) 21:01:16.39 ID:XOkOK3PRo
天竜ちゃんこわいわー
こわすぎて上がった口角戻らないわーまじこわいわー
79 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/02(月) 21:04:04.32 ID:x4KjnCnmo
天龍は可愛いな…
80 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 21:07:32.41 ID:jbyjfhnU0

店員「お待たせいたしましたー、寄せ豆腐のヘルシーサラダです」

天龍「……」

提督「……」

天龍「……なんだよ提督、何か言いたいことがあるならはっきり言えよ……」

提督「はて、俺は何も言ってないが」

天龍「ぐっ……先に食うからな!」

提督「どうぞどうぞ」

天龍「……(シャクシャク」

提督「全然関係ないけど女子ってヘルシーって単語好きだよな」

天龍「うぎぎ……(シャクシャク」

提督(楽しい)
81 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 21:18:17.70 ID:jbyjfhnU0

店員「お待たせしました。ミックスグリル、ライスと日替わりスープのセットとカニのクリームスパゲティです」

天龍「……」

提督「そんなに睨まなくてももう何も言わねえよ……俺だってこれから食うんだから」

天龍「……信用できねえ」

提督「分かった分かった、肉どれか一個やるから」

天龍「へっへーやりい! じゃあ俺は鶏肉もらうぜ!」

提督「全く躊躇しなかったな……」

天龍「いただきまーす!(カチャカチャ」

提督(ちゃんとナイフとフォークで食うんだな……)
82 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 21:28:23.57 ID:jbyjfhnU0

天龍「カニとクリームの香りが最高だなぁオイ!」

提督「ホントに美味そうに食うなお前は……」

天龍「あ……料理来る前に水持ってくるの忘れちまった……持ってくるけど提督もいるか?」

提督「氷少なめで頼む」

天龍「じゃあ行ってくっかー、提督、俺のカニのクリームスパゲティ見張っててくれよ」

提督「別に誰かに盗られるわけじゃないだろ……」

天龍「万が一だよ万が一、そういう不届き者もいるかもしれねえだろ? じゃ、ちゃんと見てるよなー」

提督「はいはい分かった分かったよ……」

提督「……さて、待ってる間天龍のスパゲッティにタバスコ振りかけて遊んでるか」
83 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/02(月) 21:34:52.19 ID:XOkOK3PRo
ひっでえw
84 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/02(月) 21:35:30.60 ID:XOkOK3PRo
ひっでえw
85 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 21:40:14.63 ID:jbyjfhnU0

天龍「天龍様が帰投したぜ! 提督、俺のスパゲッティは無事か?」

提督「無事に決まってるだろ」

天龍「そっか、ありがとよ提督! 報酬はこの水だ!」

提督「サンキュ」

天龍「……ところで提督、さっき水を汲みに行った時に席を立って気付いたんだけどさ」

提督「なんだ?」

天龍「後ろ」

提督「……?(クルッ」

足柄「やっぱり休日は一人ファミレスよね~」

提督「oh...」
86 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 21:50:04.34 ID:jbyjfhnU0

提督「(いや、確かにそろそろ来る頃だろうなとは思ってたよ! 薄々勘付いてたんだよ! どういうわけか今日は知り合いによく会う日だから!)」

提督「(でも別の場所でもう一回同じヤツと遭遇するなんて予想できるか! しかも背中向けてて気付かなかったが通路挟んで真後ろの席じゃねーか!)」

天龍「(俺に言われても困る……)」

足柄「このお肉おいし~、やっぱり高い所で無理して食べるより、こういうとこの料理の方が心臓にも財布にも優しいわね」

提督(箸でがっつりステーキ食ってる……)

足柄「ピザも美味しいわ~こんなに贅沢しちゃっていいのかしら!」

天龍(一人でマヨコーンピザ食ってる……)
87 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/02(月) 21:55:38.44 ID:HJ3qc4TEo
艦これで学ぶクワガタ飼育
88 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/02(月) 21:59:28.92 ID:u61jQIv1o
足柄さんが完全に休日の俺
89 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 22:00:31.13 ID:jbyjfhnU0

店員「お待たせしました、プリンパフェです」

足柄「はいはーい、やっぱり疲れた時はパフェよね~(パクッ」

足柄「おいし~、400円でこの幸せが買えるなんて本当に贅沢よね~、火照った体にアイスがしみるわ~」

足柄「崩さないように、均等に食べていって……と」

足柄「あ、危ない危ない、ホイップクリームを取りすぎちゃうところだったわ~、せっかく一週間ぶりのパフェなんだからもっとゆっくり楽しまないとね~」


提督「……俺ちょっとトイレ行ってくるわ」

天龍「逃げんな提督、最後まで見届けろ」

提督「離せ天龍、俺はあんなシーズン2以降のドラマ版孤独のグルメみたいなのこれ以上見てられない」
90 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/02(月) 22:02:51.43 ID:fZ1gwE9Zo
やめてさしあげろ
91 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 22:11:24.33 ID:jbyjfhnU0

提督「くそ……もしかしてあいつわざとやってるんじゃねえのか……」

天龍「……こう言っちゃなんだが、足柄の事見てると明日からのやる気が吸い取られてくような気がするな……」

提督「しかもめっちゃゆっくりパフェ食ってるし……こんな事なら最初から気付かなきゃ良かった……」

天龍「まあ、向こうはパフェに夢中でこっちには全く気付いてないみてえだし、あいつもその内何事も無く帰……」

チリンチリーン イラッシャイマセー 3メイサマデショウカ? アチラノセキヘドウゾー

妙高「ふう……ここはエアコンが効いてて涼しいですわね」

那智「あれしきの暑さでだらしないぞ」

羽黒「あそこの席ですよね……って、あれ? 足柄お姉ちゃん?」

足柄「えっ」


提督「」

天龍「」
92 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 22:22:40.13 ID:jbyjfhnU0

那智「おお足柄、こんなところで会うとは奇遇だな」

妙高「私たちもちょうど食事だったのですわ、しかも丁度隣の席だなんて」

足柄「えっ えっ」

妙高「ふう……さすがに今日のような猛暑日に歩いて買い物というのは疲れますね……」

那智「すぐそこのデパートに行っただけではないか、彼氏がいて幸せなのは分かるが、少したるんでるんじゃないか?」

羽黒「あ、あの……せっかく皆でお出かけなんですし……そういう話はやめましょうよ……」

那智「む……羽黒の言う通りだな、そういえば足柄、貴様は何をしてるんだ?」

足柄「え、お昼ご飯、ですけど……」
93 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 22:34:10.23 ID:jbyjfhnU0

那智「ああ、まぁ、それもそうか、当たり前の事だったな」

足柄「あっはい……」

那智「こちらは、こいつがデートだとかで服選びを手伝わされた次第だ。全く迷惑な話だよ」

妙高「ちょっと那智……!」

那智「なんだ、別にいいだろう」

足柄「へ、へえ、そうなの……そういえばさっき彼氏さんとか聞こえたけど……」

那智「そうそう、妙高の奴だ。来月には式を挙げるらしいぞ」

妙高「だから那智、そういうのはやめてくださいと……」

足柄(嘘でしょ……?)
94 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 22:44:55.76 ID:jbyjfhnU0

足柄(え、嘘嘘嘘、妙高姉さんが? 彼氏?)

足柄(いや確かに妙高姉さんは私たちの姉妹じゃ長女だけど、私とそんなに歳は変わらないのに、嘘、式? 結婚式? ハッピーウエディング? ゴールイン?)

足柄(いやいや、え? 私一人ファミレスなのに、妙高姉さんには彼氏? え? どういうこと? 私何してるの? ていうか何で3人でデパートとか行ってるの?)

羽黒「那智お姉ちゃん……そういうのはやめようって……」

那智「別にいいではないか、減るものではあるまいし」

足柄(い……いや! まだ那智姉さんと羽黒ちゃんがいる! 那智姉さんは恋愛なんて無縁って顔してるし、羽黒ちゃんは男慣れしてない! まだ焦らなくても大丈夫よ! 頑張りなさい足柄!)

足柄「へ、へえ、おめでとう妙高姉さん、それならとびっきりお洒落な服を買ってきたんでしょうね(ニッコリ」

妙高「え? 買ってきたのは羽黒の服ですわよ?」

足柄「は?」
95 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 22:53:23.68 ID:jbyjfhnU0

足柄「え……あ、羽黒ちゃん、彼氏……?」

羽黒「あうう……」

那智「こんな大人しそうな顔してるが、羽黒の彼氏は相当なイケメンだぞ、全く油断できない奴だ」

羽黒「そ、そんなこと……」

妙高「那智、だからそういうのはやめなさいと言っているでしょう。那智だって何人にもアタックされているではありませんか」

足柄「!!?」

那智「私か? あんなの酒の席で酔っぱらった男共が勢いで言っているだけだ。それに、あれしきで酔い潰れるような軟弱な男に興味はない」

妙高「もう、本当にあなたは……」

那智「まぁまぁ、そう言うな。……そういえば、足柄は何かそういう浮いた話はないのか?」

足柄「ひゅっ、わ、私ですかっ……?(裏声)」
96 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 23:04:35.63 ID:jbyjfhnU0

羽黒「あ、足柄お姉ちゃんは私なんかと違って大人の女性だから……」

妙高「確かに、足柄はスタイルもいいし、そういう話も多そうですわね」

足柄「え……あ……私は……」

那智「別に恥ずかしがるような性格でもあるまい」

羽黒「私、足柄お姉ちゃんの彼氏さん、見たいな……」

足柄「え……う……か……彼氏っ……? 勿論……い、いる、いるわよ……?」


提督「!?」

天龍「!?」
97 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 23:14:35.55 ID:jbyjfhnU0

羽黒「あ、やっぱり……!」

那智「ほら、やはりいたではないか」

妙高「まあ私も足柄ならいると思っておりましたよ。そうだ、ついでにどのような殿方か教えていただいてよろしいでしょうか?」

足柄「えふっ!? え、あ、あの……どんなって……?」

那智「色々あるだろう? 容姿とか性格とか……やはり職場の人間か? それともそれ以外か?」

羽黒「私たちの知ってる人……?」

足柄「え……あの……て、て……」

妙高「て?」

足柄「て……」


足柄「提督です……」


提督「!!!!!???(ガタッ」

天龍「!!?」
98 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 23:24:36.00 ID:jbyjfhnU0

那智「ほう……! 提督とは、これはまた意外だな……」

妙高「確かに意外ですわね……てっきり提督は金剛さんあたりとくっつくと思っていましたから」

羽黒「い、いいと思いますっ! 提督さん、優しいですし!」

足柄「そ……そう……?」

那智「私も祝福するぞ、提督とも見知った仲だ。式を挙げる時は必ず呼んでくれ」

足柄「し、式……!?」


天龍「オイ! どういうことだ提督オイ!」

提督「ち、違う! 俺は何も知らない! 事実無根!!」
99 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 23:36:40.98 ID:jbyjfhnU0

妙高「……っと、もうこんな時間ですわ、羽黒、そろそろ時間じゃありません?」

羽黒「あ、はい……! 待ち合わせの時間まではまだありますけど、もう来てるかも……」

那智「そういえば、妙高もこれから旦那のところへ行くのだろう?」

妙高「もう……まだ旦那じゃありませんと何度言えば……」

那智「結局、話しているだけで終わってしまったな。まだ何も食べていないが、出るか」

妙高「そうですわね、足柄さん、提督によろしくお願いします」

羽黒「よろしくお願いしますっ!」

足柄「え……ああ、はい……」

チリンチリーン アリガトウゴザイマシター

足柄「……」

足柄「……提督、多分私よりお酒弱いわよね」

足柄「既成事実……か」


提督「!?(ゾクッ」

提督「お……おい天龍! 店出るぞ! 何か今悪寒が走った!」

天龍「お、おい待てよ! 俺まだスパゲッティ食ってな……辛っ!!」
100 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/02(月) 23:40:11.61 ID:jbyjfhnU0
また軽く寝落ちしかけてました……続きは起きたら上げます
今日の投下分はクワガタ要素ほぼ皆無でした、申し訳ございませぬ
ではおやすみなさい
101 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/02(月) 23:41:28.26 ID:kZD970rLo
あの四人なら足柄さんが一番可愛い
妙高さんだけ見た目が残念
102 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/02(月) 23:44:59.66 ID:2BFCa/GBo
飢えたOLさん…
103 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/02(月) 23:56:04.84 ID:dUm6mUtt0
乙、足柄さん可愛い
>>3の扶桑姉妹が家に来た時のエピソード書いてください(懇願)
104 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/03(火) 21:53:37.18 ID:CdZVYydm0
何言ってんだ?天龍が一番可愛いだろ
105 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/04(水) 01:53:18.08 ID:JA6C2QDc0
足柄さんはかわいいが妙高さんのやられっぷりにはかなわんよ
106 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/04(水) 20:39:17.03 ID:VFgJQFOk0
おはようございます
107 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/04(水) 20:43:52.31 ID:VFgJQFOk0

ホームセンターキタカミ

提督「まさかこんなにも早くここに戻ってくる事になるとはな」

天龍「俺はもっとゆっくり食いたかったぜ」

提督「しょうがねえだろ……足柄に気付かれてたらもっと面倒な事になってたんだ……」

天龍「そりゃあそうだろうけど、俺まだ何も決めてないぞ?」

提督「しょうがない、じゃあ決まるまでクワガタ用品の方を説明するか」

天龍「おう! 頼んだぜ提督!」
108 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/04(水) 20:53:35.39 ID:VFgJQFOk0

提督「まずは飼育ケースからだな」

天龍「なんだこの数……」

提督「前も言ったように大きさはピンからキリまでだからな、小さすぎるとクワガタにストレスが溜まるし、エサ皿とか止まり木とか置きたい物が入りきらないこともある」

提督「♂と♀でペアリングをする時は小さめのケースがいいとも聞くが、まぁ天龍は好きなのを買った方がいいと思うぞ」

天龍「確か、SANKOのクリーンケースってのがオススメなんだよな? あれか?」

提督「そうだ。よく覚えてたな」

天龍「へー、確かにこれなら中の様子がよく見えるぜ。……でも、同じ大きさでこれより安いケースもいっぱいあるぞ? 形は違うけど……」

提督「それほど品がいいって事さ、それにあんまり安物のケースを飼うとコバエが沸いて大変だし、クワガタが天ブタを壊して脱走することもあるんだよ」

天龍「脱走!? そういうこともあるのか!?」

提督「クワガタの大顎を舐めちゃいけねえな、俺だって最初の頃は二回ほどやられたぞ。夜中に部屋の中を飛び回られて、そんで跳ね起きた」

天龍「お、俺このケース買うぜ……」

提督「ま、多少高くてもケースは使い回しできるんだ、2,300円ケチるくらいなら髙めのケースを買う事をお勧めするぞ。大きめのケースなら観賞用のレイアウトにこだわるって言う楽しみも増えるしな」
109 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/04(水) 21:05:00.02 ID:VFgJQFOk0

天龍「これは……昆虫マットだっけか? これもまた種類が多いな……でも、俺には全部同じ土にしか見えないぞ?」

提督「色々あるんだよ色々、産卵用の発酵マットだったり、ダニ除去・予防用のマットだったり、珍しいのはペパーレットってのもあるな。大体パッケージ見りゃあ書いてある」

天龍「そんな事言ったってよ、俺には何が何だか……」

提督「それもそうだな。……じゃあはっきり言ってやろう、昆虫マットなんてどれも同じだ」

天龍「は!? さっき色々あるって言ってたろ!?」

提督「言ったな、実際色々あるし。でもペアリングさせるわけでも幼虫を育てるわけでもなし、単純にクワガタの成虫を飼うだけならどれを選んでも変わらねえよ。百円均一で売ってるようなものでもいいぞ」

天龍「いきなり極端すぎるだろ……」

提督「俺が実際に色々使ってみてそう思ったんだよ。そこら辺はもう好みで良いさ」

提督「ああ、あとたまに市販の昆虫マットの中にクワガタにくっつくダニがいることがあるが、そういう時は使用前に一回軽くレンジでチンすると予防できるぞ」

天龍「土をレンジでチン……?」
110 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/04(水) 21:13:38.47 ID:VFgJQFOk0

提督「次は、昆虫ゼリーだ」

天龍「うお!? 多すぎるだろ! これが一番種類あんじゃねえのか!?」

提督「そうかもな、昆虫ゼリーはクワガタ用品の中じゃ一番種類が多いかもしれん」

提督「昆虫ゼリーに求められるのは栄養価が高い事と、あとはまあマットが汚れないように崩れにくい事かな。安物だと臭いがきつかったり、すぐに崩れたり、ベタベタしてたり……あまりオススメはしないな」

天龍「じゃあ高い方がいいってことか?」

提督「クワガタにも好みがあるから一概に高い物が良いと言うわけじゃないがな。安物が好きなヤツだっているし」

天龍「え? クワガタにも味の好みとかあんのか?」

提督「勿論あるぞ、好みによって昆虫ゼリーへの食い付き方が全く変わってくる」

天龍「あー、そういやこの前提督の貰いもののサザエ皆で食ってた時に赤城も言ってたなあ、このサザエは養殖だから味があまり良くないとかなんとか。そんな感じか?」

提督「あいつその後文句言いながら殻ごと食ってただろうが、それにあの時は黙ってたけどな、あれは養殖ものじゃなくてちゃんとした天然ものだし、第一サザエじゃなくてシジミだ」

天龍「はあ!? あれサザエじゃなかったのかよ! 通りでどっかで見た事あると思ったぜ!!」

提督「そりゃ普通に味噌汁に入ってるしな……そもそもサザエなんて高級なもん俺が貰えるわけないだろ」

天龍「なんてこった……皆にサザエ食ったって自慢した時に龍田がやたら笑ってたのはそういう訳だったのか……」

提督「まあ、これも経験の内だ」
111 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/04(水) 21:23:28.65 ID:VFgJQFOk0

提督「じゃあ昆虫ゼリーの話に戻るが」

天龍「おう……」

提督「急にテンション下がんなよ……さて、昆虫ゼリーの話だ」

提督「当然のことを言うが昆虫ゼリーは、もとい食事は重要だ。特に産卵前のメスのクワガタには高タンパクのゼリーを与えないと満足に産卵もせず、衰弱死ということもある」

提督「まぁペアリングは玄人向けだし、天龍には必要ない話だろうけどな。ちなみに俺のオススメはKBファームのプロゼリーとすこやかゼリーだ。栄養価が高いのは当たり前として食いつきが違うぞ」

天龍「……」

提督「……それと、昆虫ゼリーは大顎の大きなクワガタだと、大顎が邪魔になって食えない事があるからな、そういう時はカッターナイフでゼリーを容器ごと半分にして……」

天龍「……」

提督「……昆虫ゼリーではないが、他にも樹液タイプのエサがあるな。割と安価だし、後処理さえできるなら使ってみても……」

天龍「……」

提督「めんどくさいなお前!」
112 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/04(水) 21:33:41.79 ID:VFgJQFOk0

提督「ほら! いい加減テンション戻せ! 次はクワガタの飼育であると便利な物について教えるぞ!」

天龍「お、おう……! って、あれ? 止まり木とエサ皿ってのは?」

提督「あれは完全に好みの問題だ。自分の好みに合わせて好きな物を買えばいい」

天龍「そうなのか」

提督「と、いうわけで、クワガタ飼育であらかじめ用意してあると便利な物についてだ。とりあえず霧吹きは欲しいな」

天龍「霧吹き? そんなもん何に使うんだ?」

提督「朝夕の二度、霧吹きでマットの上に軽く水を吹きかけるんだよ。クワガタは暑さの次に乾燥に弱いからな」

天龍「へーなるほどなー、でも俺霧吹きなんて持ってないぞ?」

提督「霧吹きは百均で買ったもので十分だが……ここはホームセンターだし、それくらい売ってるだろ」
113 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/04(水) 21:42:55.44 ID:VFgJQFOk0

提督「あとは……ブラシも欲しいな」

天龍「ブラシ?」

提督「そうブラシだ。専用のブラシを買ってもいいし、痛んで使わなくなった歯ブラシでもいい」

天龍「何に使うんだ?」

提督「稀にだが、クワガタにダニが湧くことがあるんだよ。そのダニは人間には無害だがクワガタには有害で、こいつが湧き始めるとクワガタはどんどん衰弱していく。それを除去するのがブラシだ」

天龍「あー、それは確かにあると便利だな。痛んだ歯ブラシなら家にもあるが、それで完全にダニが除去できるのか?」

提督「完全にっていうのは無理だな。一回完全に除去しても、しばらくすればまた湧き始める」

天龍「え? じゃあどうしようもねえじゃねえか」

提督「そういう時こそ、さっき紹介したダニの除去・予防用昆虫マットを使えばいい。俺は使ったことはないが、効果は確からしいぞ」

天龍「ふーん……ダニか、覚えとくぜ」

114 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/04(水) 21:54:16.66 ID:VFgJQFOk0

提督「あとはクワガタ用の消臭剤だの、クワガタ用のパネルヒーターだの、温度計だの……飼育用品は数え切れないくらいあるが、最初からそんなに買っておく必要は全くないな、初めてはこれで十分だろ」

天龍「クワガタを飼うのって、飼育用品だけでも結構金がかかるんだな……」

提督「生き物は皆そうさ、ところで、どんなクワガタを飼うか決まったか?」

天龍「うーん……」

提督「別に無理して今日飼わなくたっていいからな、そういう時無理に選ぶと後で後悔するし」

天龍「いや、二択までは絞れたんだよ。予算からも考えてヒラタクワガタかノコギリクワガタ、どっちかを飼いてえんだけど……悩むなぁ」

提督「まあ最初から高いのを買うよりずっと良い選択だな、初めはクワガタそのものに慣れないと」

天龍「……よし、決めたぜ提督! 俺はヒラタクワガタの方を買う!」

提督「へえ、決め手は?」

天龍「気性が荒いってとこだ! やっぱクワガタってのは強くて凶暴なのが良いんだろ!」

提督「ここにきてムシキング脳が出てきたな……別にいいが」
115 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/04(水) 22:02:36.66 ID:VFgJQFOk0

提督「よし、買う物も決まったし、早速会計に行くか」

天龍「おう! って、提督! 肝心のクワガタを忘れてるぞ!」

提督「こういうとこじゃ普通クワガタは直接レジに持っていかないで、店員さんに頼んで別の容器に移してもらうんだよ」

天龍「へえー、じゃあ早く会計してもらおうぜ!」

提督「だから慌てんなって、ちょうど今レジで誰か会計してもらってるみたいだし」

天龍「あ、本当だ。……あの客、すげえ量の白いビン買ってるなぁ、あれ何だ?」

提督「あれは菌糸ビンって言って、クワガタの幼虫にとって栄養豊富なキノコの菌が詰まったビンだ。大型のヒラタやオオクワガタを狙う玄人クワガタブリーダーは必ずと言っていいほど使ってるぞ」

天龍「キノコの菌ねえ……というか提督、あの後ろ姿さあ」

提督「十中八九、夕張だな」
116 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/04(水) 22:07:59.63 ID:DoW52hcgo
泣いて逃げたのにもう戻ってきたのか
夕張の廃人っぷりがすごい
117 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/04(水) 22:07:59.85 ID:VFgJQFOk0

龍驤「1400ml菌糸ビンが20本、合計で17000円や……になります」

夕張「はい、じゃあこれで」

龍驤「1、2、3……丁度お預かりします。では少しだけまち……お待ちください(ガサゴソ」

夕張「……」

夕張「……17000円かぁ。趣味にかけるお金って、どれだけ多くても多いと感じないから不思議よね」

夕張「でも、これは必要資金だから! 念願の100mmアルキデスを拝むための必要資金なのよ! 私は目的のためなら何日だってご飯ですよだけで……」

提督「おい夕張、ビークワ(※4か月周期で発売される日本最大のクワガタ雑誌)買い忘れてるぞ」

夕張「ふふ、私を甘く見ないでちょうだい。ビークワは2001年の創刊号から全部揃えてるし、先月発売の48号も発売日当日に買ったわ」

提督「ほう」

夕張「48号はシンプル・イズ・ザ・ベスト世界のオオクワガタ特集! あの飾り気ない洗練されたフォルムは何度見たって飽きないわよね! もう何回だって読み直し……(ピタッ」

夕張「……?」

夕張「……」

夕張「ふあ゜っ!!?」
118 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/04(水) 22:16:18.37 ID:VFgJQFOk0

天龍「夕張のやつ、本当にあのビン全部入った段ボール箱持って泣きながら逃げてったぞ……」

提督「さすがに1400ml菌糸ビン20本はきついのか歩くより遅かったけどな、一回転んでたし」

龍驤「あのなぁ……あんまりウチのお得意様からかわんといてくれへん?」

提督「悪い悪い、でもあんなの弄るしかないだろ」

龍驤「知らんわ」

提督「しかしまさかビークワを全号持ってるとはな、今度14号貸してもらうか……」

龍驤「だから知らんて」

天龍「なんでもいいからさっさと会計させてくれよ……」
119 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/04(水) 22:21:20.02 ID:aWxhJF4u0
クワガタっていえばメダロットのロクショウを思い浮かべるのは俺だけじゃないはず

でっかく生きろよ男ならー(ry
120 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/04(水) 22:21:48.65 ID:VFgJQFOk0

天龍セレクション

クリーンケースM(SANKO) …… 約500円

すこやかゼリー16g 1袋50個入り(KBファーム) …… 約500円

昆虫マット …… 105円

エサ皿(木製) …… 約400円

止まり木 …… 約300円

国産ヒラタクワガタ …… 1200円
121 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/04(水) 22:28:21.67 ID:VFgJQFOk0

龍驤「えーと……しめて3000円ってとこやね」

天龍「3000円か、財布が一気に軽くなっちまった……」

提督「3000円で軽くなる財布って……中学生か」

天龍「しょうがねえだろ、今週あんまりミスドのバイト入ってないんだからよ……」

提督「バイト? 天龍お前ミスドでバイトしてたのか?」

天龍「……」

天龍「……あ! いや! 嘘嘘! ウソだ今の! 聞かなかったことに……!」

提督「そういやこの前、暁姉妹がミスド食いたいって言ってたなぁ……」

天龍「オイ!! 絶対にやめろよ!? 絶対連れてくんなよ!!?」

龍驤(もう営業妨害で訴えてもええかな……)
122 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/04(水) 22:33:18.35 ID:VFgJQFOk0

龍驤「ありがとうございましたーまたお越しくださいませー(棒読み)」

天龍「とうとう念願のクワガタを手に入れたぜー! くぅーっかっこいいなあ! これなら本当に一日中眺めてられそうだ!」

提督「あー、俺も最初の頃はそんな感じだったなぁ。今となっては懐かしいぞ」

天龍「こんな小さな容器の中じゃ可哀相だし、家に帰ったら真っ先にこいつの家を作ってやらなきゃなぁ」

提督「そうだな。どうせ乗りかかった船だ、それくらいは手伝ってやるよ」

天龍「おう! 頼むぜ提督!」

提督「なあに、今度暁姉妹に一個ずつミスド奢ってやるだけでいいさ」

天龍「今度買ってきてやるからマジで来るなよ!? 本当だぞ!?」

提督「フハハ怖かろう」

天龍「うっせえバーカバーカ!!」
123 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/04(水) 22:40:16.39 ID:VFgJQFOk0

アパート鎮守府 天龍の部屋

提督「――じゃ、やる事も終わったし俺は帰るが、何か分からない事があったら……携帯にかけてこいよ」

天龍「分かってるって! 今日は色々助かったぜ提督! またな!」

バタン

天龍「ふう……今日はつっかれたなぁ、結構汗かいたし、とりあえずシャワー浴びるか」

天龍「……でもその前にちょっとクワガタの様子を見とくかな」

タッタッタ

天龍「……おお! 動いてる動いてる! 昼間はあんなに大人しかったのに……そういや提督は夜行性だって言ってたなぁ」

天龍「……(ウズウズ」

天龍「……ちょっと手の上に乗っけてみるか」
124 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/04(水) 22:45:24.13 ID:VFgJQFOk0

天龍「うおお! やっぱりこの感触はいいなぁ!」

天龍「あのオオクワガタ? ってやつほどずっしりはしてねえけど、これはこれで最高だなぁオイ!」

天龍「こっち威嚇してるぜー! かっけえ!」

天龍「よし! お前の名前は今日から天龍二号だ! たっぷり可愛がってやるからな~!」

天龍「……って、ダメだダメだ、あんまり触りすぎるとストレスになるって提督が言ってたしな、今日はこのくらいにしてケースの中に戻さねえと……」

カサカサ ピタッ

天龍「ん? なんだ急に止まって……」

ガサッ ブウウウウン

天龍「えーー?」


――その夜、アパート鎮守府にて一つの悲鳴が響き渡り、しばらくの間、天龍のあだ名は両目眼帯の天龍になったそうな
125 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/04(水) 22:49:19.71 ID:VFgJQFOk0

投げっぱなし感があるけどこれでおわり
お付き合いありがとうございました。
126 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/04(水) 22:55:13.56 ID:RmttwKUUo
乙です
127 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/04(水) 23:25:34.41 ID:xfQ/F/bdo
乙!面白かったよー
128 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/04(水) 23:37:09.27 ID:VFgJQFOk0

オマケ何本か


足柄「提督~、いい感じのお酒を手に入れたんだけど一人で呑むのは寂しいから、今日は一緒に呑まないかしら~(コンコン」

足柄「おつまみだって、近くのコンビニでいっぱい買ってきたから~、チータラあるわよチータラ~(コンコン」

足柄「そろそろお姉さん寂しくて死んじゃうわよ~(コンコン」

足柄「……(コンコン」

足柄「……また居留守使ってるわね、こうなったら強行突破よ」


提督「あの、もしもし大家さんですか……すみません、二階の提督ですが、はい、私の部屋の前に、はい、誰かいましてて……はい、私は今それを下から見てるんですけど……」
129 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/04(水) 23:46:25.00 ID:VFgJQFOk0

カラオケ

龍驤「青あっざっつめー! つめー! とぅーめにおなきーす!! ほーりくーるわーしてぬらすがいいー!! 爪! 爪! 爪ー!! 爪爪爪……!」

龍驤「ふう……ウチも大分上手くなってきたんやないかな!」

龍驤「最初聞いた時はなんやこれ思たけど、慣れてみるとええもんやなぁホルモンって。提督が言ってた通り若い子たちに人気があるっちゅーのも分かるわ、うんうん」

龍驤「これで来週の同窓会もカラオケはバッチリやな!」

龍驤「よし、じゃあとりあえず次はぶっ生き返すいってみよー!」

龍驤「のーみっそー! 常に震わせてー! あらあらとじんせにそむーくー!! もーいっそー! 俺にうまーれたならー! 君をーぶっ生きかえーす……!!」


一週間後、昔の顔なじみが集まる同窓会で、「ぶっ生き返す」「爪爪爪」「ロッキンポ殺し」その他7曲を見事歌い切り、あまりのクオリティの高さから軽く引かれる龍驤の姿がそこにはあった
130 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/04(水) 23:56:56.18 ID:VFgJQFOk0

>>103

アパート鎮守府 提督の部屋

コンコン

扶桑「提督、扶桑です。少し相談があるのですが……」

提督「んあ、扶桑か? 鍵は開いてるぞ」

扶桑「そうですか……では失礼します」

提督「……!? あ、いや待て! やっぱお前は入ってくるんじゃ……!!」

扶桑「え?」ベギベギィメギィ

提督「」

扶桑「あ、すいません……いくら気心が知れた仲とはいえ、やはり男性の部屋にこんなに気軽に足を踏み入れていいものではありませんよね。……外へ出ます」

提督「!? 待て待て待て!! 出なくていい!! 出るな!! まず用件だろ!?」

扶桑「まあ、そこまでおっしゃるのなら……実は私と妹の山城は先日、慣れ親しんだケータイからすまほと言うものに買い換えたのですが、なかなか使い勝手が分からず……」

提督「いや、俺だって未だにガラケーだけど……」

扶桑「そうですか……すみません、余計な時間を取らせてしまいました。帰りますね……」

提督「待て待て待て!! 分かった!! そういうのは夕張が詳しいって誰かが言ってたから!! 今から電話で確認するから絶対にそこ動くなよ!?」

扶桑「まあ、提督は優しいのですね……ではお言葉に甘えて……」

山城「扶桑姉さま! 私、やっとすまほをマスターしましたわ!」バギバギメギボゴッ

扶桑「まあ」

提督「」
131 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/05(木) 00:19:58.55 ID:YTOUSIvW0

アパート鎮守府 夕張の部屋

夕張「これで、よしっと……あとはこれを保冷温庫に入れて完成ね」

夕張「さすがに20匹の幼虫をビンに移し替えるのは肩がこるわ……」

夕張「でも、そんな疲れもアルキデスちゃんの背中を撫でてるだけで癒されるわね。当分は毎日三食ご飯ですよになりそうだけど……」

夕張「まぁ、私の愛の前じゃそんなのは些細な事ね、さて、シャワー浴びて久しぶりにKUWATA(※クワガタ雑誌、休刊中)でも読みましょ……って、メールが来てるわね」

夕張「誰からかしら……って、提督!? なんで!? ……まさか私がクワガタブリーダーなのがバレて軽蔑された!?」

夕張「と、とにかく内容を……!(カチカチカチ」


無題

添え付けファイル http://kie.nu/.1iNv

本文 今度ビークワ14号貸して


夕張「……」

夕張「提督……(キュン」


――夕張フラグが立った瞬間であった
132 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/05(木) 00:23:35.26 ID:YTOUSIvW0
間違えました。urlはこっちです。→http://kie.nu/1iNv
133 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/05(木) 00:24:35.89 ID:YTOUSIvW0
というわけで本当に終わり、長々とすみませんでした。
またお会いしましょう
134 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/05(木) 00:31:07.48 ID:sdUa5zX9o
乙です
135 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/05(木) 00:31:36.97 ID:GrWLyVCMo
136 : ◆uGjqlu8uaE [saga]:2013/09/05(木) 00:34:57.95 ID:YTOUSIvW0
urlは元のままで大丈夫でした。すみませんもう寝ます……
137 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/05(木) 01:18:36.51 ID:V2aGhQjxo
おつおつ
夕張ちゃん素敵すぎ
138 :以下、新鯖からお送りいたします :2013/09/05(木) 04:38:00.85 ID:8A2C7VBgo
139 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/05(木) 06:21:30.72 ID:odM/angio
14号ってどんな特集なの?
140 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/05(木) 06:47:41.15 ID:wyIJUjfro
こういうのためになるからいいよな
141 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/05(木) 06:50:11.27 ID:kd+nVFxCo
おっつおっつ、大家さんはながもんさんなんだろうか
142 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/05(木) 07:26:32.40 ID:do9AGZ+/o
島風がどうなったのか気になって仕方がないけど乙
143 :103 [sage]:2013/09/05(木) 08:11:04.39 ID:cIzYkfhg0
乙、まさかの夕張フラグ
>>130
ありがてえありがてえ
144 :以下、新鯖からお送りいたします [sage]:2013/09/05(木) 09:54:17.18 ID:ztEjlvjOo
乙です

  • 最終更新:2013-09-06 10:11:44

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